今では有名な麻雀プロのAリーガーがまだ学生時代、私に質問をしてきた。

『麻雀は結果とプロセスどちらが大切ですか?』

私は『結果です』と答えた。

彼は少し納得できないような顔でこう続けた。

『結果がよければ手順や押し引きがめちゃくちゃでも良いってことですか?』

私は『そうだよ』

ただし、結果とはどこからどこまで?

1半荘を結果というなら答えは違うよ。

答えは『分からない』になる。

麻雀の結果というのには区切りがない。

ある大会のことか?フリー雀荘での成績のことか?自分が麻雀を辞める時までのことか?

彼は『徳山さんの結果とはいつからいつまでなんですか?』

私は『俺は1ヶ月』

当店ではお客様も含めた全ての麻雀成績を1ヶ月単位でパソコンで管理をしている。

上野店時代は1ヶ月で約200名前後の成績が全て出る。

その中で月に100半荘以上打つ人はスタッフを含め20名~40名だった。

『その人達との成績を競うのが私にとっての結果です』

ちなみにだが、私は上野店で働いた7年間(約84ヶ月)常に1位を取り続けた。

 

話を戻すが、なぜプロセスよりも結果の方が大切なのか?

簡単に言ってしまえばプロセスの良し悪しは結果でしか判断出来ないからだ。

麻雀は牌姿はもちろん、点数状況や全ての河が一致する場面は2度とやってこない。

後から反省会でこの時こうしとけば良かったか~と言っても、次回それがベストになるとは限らない。

 

あるプロセスを設けて麻雀を打ったとしよう。

1半荘目にラスを取った。

このプロセスは間違いだったのか?

いや違う。それでは検証しきれていない。

2半荘目にもラスを取った。

これでも検証しきれていない。

1ヶ月100半荘以上打ってから私は答え合わせをするようにしている。

来月は全体的にここを修正しよう!

仕掛けやリーチに対してもう少しこうしよう!

こんな感じだ。

例え月間で1位を取っていてもラス率が20%を超えていては修正が必要になるし

トップ率が30%を切っていてもそうだ。

2着率や3着率も同様に・・・

要するに修正しない月などほとんどなかった。

 

これらは全て結果を元にしたプロセスの変更だ。

毎月ベストだと思って打ち続けていても結果がそれを許さない。

今月はたまたま調子が悪かっただの、運がなかっただけだ!

なんて事を言い始めたら自分の麻雀はそこ止まりになる。

その言い訳が出来ないために100半荘という1つのゴールを決めているのだ。

 

麻雀戦術は常に進化していると思う。

進化というよりは多様化だろうか?

ゲームやネットはもちろんだが、麻雀人口の増加以上に、戦術やスタイルの多様化が進んでいるのは間違いない。

その中で自分のスタイルに酔いしれ、言い訳を繰り返しているなら

10年20年やっても麻雀で結果を出すのは困難であろう。

『人を見ずに麻雀を見ろ』

そこには自分の理解し難い、受け入れられない現実がたくさん転がっている。

自分が勝てない現実を真摯に受け入れてからが本当の麻雀なのだと思う。

 

自分の自惚れた麻雀観にはっきりとした言葉で『下手くそ』と言ってくれた人達に今では感謝している。

その時に受けた屈辱が10年経った今でもしっかりと私の甘さに鞭を打ってくれている。

 

結果とプロセスどちらが大切か!

全ての競技において結果とは現実である。

プロセスとは自己満足である。

この2つのピントが重なった時に

偶発的な要素が高い麻雀というものに初めて

『説得力』というものが生まれるんだと思う。

麻雀パラドックス12局へ続く。

 

 

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アミューズ
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