店長の徳山です。

コロナの影響でテレビでは毎日のようにドラマの再放送が流れています。

アミューズもブログを書きたい、書けないでは寂しいので

麻雀パラドックスを再投稿w

今麻雀を打ちたくても打てない!打たない!

そんな人達が麻雀パラドックスを読んでまた麻雀を打ちたい!

麻雀離れをせずに、そう思ってくれる人が1人でもいてくれたら幸いです。

1日も早く安心して楽しく麻雀が打てる日常が戻ることを心から願っています。

 

麻雀パラドックス1局

あくまでも私の主観であり、おしつけであります。

ただ、麻雀を愛している方々、強くなりたい方々には是非とも読んで頂きたい内容にしていきたいと思っています。

ここに書く内容に嘘、偽りが一切無いことを約束し、麻雀パラドックスをスタートしたいと思います。

 

パラドックスとは一見正しいようで実は間違っていたり

間違っているかのような現実を受け入れたり・・・ そんな意味合いですが

麻雀の中のパラドックスを私もあなたも感じずにはいられないはずです。

 

 

私は麻雀界のサラブレットであります。

サラブレット??

父親、おじいちゃん共に麻雀狂で私が小学生の頃~毎週金曜夜は自宅で近所のおじさん連中が集まり

徹マンを繰り返しておりました。

私は小学1年~6年になるまでほぼ毎週父親の後ろで

今思い出せば決して上手とは言えない麻雀(笑)を見ていました。

私が小学生の時は今みたいに麻雀ゲームなんかほとんど無く、『ジャンピューター』ってゲームがゲーセンに出たときは

じいちゃんの財布からお金を拝借して通ったものであります。

後におやじにバレて家の一番大きな柱にロープで縛られる訳ですが、

それでも拝借⇒麻雀⇒柱  拝借⇒麻雀⇒柱の繰り返しで・・・

間違いなく私はじいちゃんんの孫であり、おやじの息子であると確信しました。

 

フリーデビューをする頃には麻雀とは運ゲーであるという1つの結論に達していたわけですが

結局配牌良くてツモが良けりゃ勝てるし、そうじゃなきゃ負ける。

それでも成績みりゃ連対率53%くらいはあって、3%ほど人より運が強い!

そんなひねくれクソ雀士になっておりましたww

 

忘れもしません。

私が33歳の時に麻雀に対する思想が変わり、麻雀に野望、溺愛、麻雀店を経営するまでの事件が起きました・・・

それは麻雀パラドックス2局のお話。。

 

麻雀パラドックス2局

忘れもしない、忘れてはいけない33歳の出来事である。

私はよく行っていた上野のピン雀があり出禁になりましたww

私の名誉のために補足させていただきますが、点棒の渡し方が乱暴な若い常連がいて

私に出した点棒が床に落ちた訳です。

常連はスタッフに『落棒だぞ~』

私が『自分で拾え』と言ってもめた訳です。

そして二人共出禁にww

その事件がなければ間違いなく出会えなかったであろうお店と彼に間もなく遭遇することになる。

私の会社のアルバイトの男の子が今度上野の『ゴースタンダード』ってお店に遊びに来てくださいよ!

そこの夜番やってるんで!

後に私の会社になる訳ですが、それはまだもう少し後のお話で・・・

行ってみると点5のお店で学生の時以来始めて点5というレートで麻雀を打った。

まぁレベルの良し悪しはともかく、みんな和気あいあいとした感じで麻雀をしていた。

麻雀というよりゲーム?みたいな感じかな~

とにかく真面目に麻雀を打ってる人達の方が少なかったような気がします。

スタッフも気さくな面々で私もだんだんと常連になりゲーム感覚で麻雀を打っていた。

そんな中一人の大学生、(私の10歳年下)に出会う。

彼は店長はもちろん、社員からも麻雀をかなり評価されていた。

接客はダメ、わがまま、自己中、口は悪い・・・

麻雀だけが彼の存在を認めていた。

よく、店長や年上の社員にでも麻雀の話で毒を吐きどちらかといえば厄介者だったのかな??

そんな彼がある日突然私にこう言い放ったのである。

『徳山さんて本当に麻雀ド下手ですね』

え?

『徳山さんて本当に麻雀ド下手ですね』

頭に血がのぼり、私が言ったセリフはこうだ。

『ま、ま、麻雀なんて運ゲーだろ』

10歳も年下の彼にバカにされた私は、多分この世で一番ダサくて痛いセリフを言ったのだ。

彼は笑いながらこう言った。

『運ゲーだよ』

『でも徳山さんは何回やっても俺には勝てないよ』

その時の記憶は興奮していてさだかではないが私の頭の中に(53% 53% 53%)

私の連対率だ。

これを言い訳のように言い聞かせながら彼に

『じゃ~麻雀で勝負しようよ』

『負けたら10000G』ね。

もう、大人が10歳年下の大学生に言うセリフではない(笑)

もうあとには引けない。

53%にどれだけの説得力と自信があったのかは忘れたが、今思い出すと

忘れられない、忘れてはいけない勝負を彼とすることになる。

 

パラドックス

受け入れられないような現実を受け入れる。

勝負の話は麻雀パラドックス3局のお話。。

 

麻雀パラドックス3局

勝負とは残酷である。

特に麻雀のような運の要素が強いゲームで負けるということは

自分の大切にしている何かを奪われてしまう感覚。

大袈裟に聞こえるかもしれないが、

囲碁や将棋やスポーツと違って努力だけでは難しい『運量』というものを査定された気分になる。

 

彼との勝負のルールはこうだ。

同卓した時の着順で勝負。

トップをとれば4点 2着3点 3着2点 ラス1点

これを10半荘でトータル得点が高い方が勝ち。

この10半荘を1節とし、10節で終了というルールで決定した。

彼に1節10000Gじゃあれだから1000Gにする?

と聞いたところ、『徳山さんが可哀想だからそれでもいい』

『徳山さんが可哀想だから?』

自分より自信過剰な人間に会うのも珍しい・・・ww

湯気が出そうな頭をかくしながらボソッと言った。

10000G即金な。

 

彼に勝ってやる!

負けましたと言わせてやる!

私は麻雀などまったく見えてなく、彼しか見えていなかった。

今思えば、すでにあの時点で敗者であった。

 

6節まで終わり彼の言うように私は1度も勝てなかった。

5ポイント差10ポイント差・・・とにかく負け続けた。

7節の10半荘め私は彼に1ポイント差をつけてオーラスを迎えていた。

私は2着、彼はラス。

その差は20500点。

ドラが白で3着目の人がポンをしている。

トップ者がラス親で私とは2000点差。

彼は仕掛けもリーチもしていない12巡目。

私は369萬で役無し赤1をテンパイ。

彼に満貫放銃しても、3着目ドラポンには倍満まで、親には跳満までがセーフティーである。

私はもちろんあがりトップの3面チャンをリーチした。

すると彼が追っかけのツモ切りリーチ・・・

この時の私の気持ちは文章では書ききれない。

どんなテンパイ?何点?

しまった!彼が倍満ツモなら私のリーチ棒で変わってしまう!

私の一発目のツモ・・・

盲牌

萬子だ・・・

寒気が走った。

五萬である。

目視したら赤五萬だ。

私は確信した。

あたりだ・・・

強打ではなく、諦めたように私はその日1番力の無い打牌で赤五萬を河に置いた。

 

『ロン』

彼の手役はリーチ一発 チートイ タンヤオ 赤の跳満だった。

すべての条件をクリアした彼にそんなリーチあるか!

そんな負け惜しみを言う気力も残っておらず、私は点棒を投げつけたい気持ちを抑え彼に点棒を渡した。

1発じゃなければ? 赤じゃなければ?

そんなことは関係ない。

今ならわかる。

 

勝負とは残酷である。

特に麻雀のような運の要素が強いゲームで負けるということは

自分の大切にしている何かを奪われてしまう感覚。

大袈裟に聞こえるかもしれないが、

囲碁や将棋やスポーツと違って努力だけでは難しい『運量』というものを査定された気分になる。

ただし、強くなりたいという気持ちが私の右手に溢れていた。

 

今でも忘れられない 赤5萬の感触。

パラドックス

受け入れられないような現実を受け入れる。

 

私は7節で彼に言った。

『麻雀は運ゲーだよ』

『でもそれ以上に技術が必要だ』

『俺の負け』

『俺に麻雀を教えてくれ』

 

彼は今まで見せたことのない笑顔で俺に言った。

『いいよ』

『じゃぁ今日の俺の勝ち分10000Gで一緒に焼肉行ってくれたら』

その日から彼とは親友になり、後に一緒にゴースタで働くことに。

 

そして彼をクビにすることになる。

それは麻雀パラドックス4局のお話。。

 

それでは皆様、明日もまた麻雀パラドックスでお会いしましょう★

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アミューズ
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