あの頃どんなモチベーションで野球やってたのかなぁ。

Cリーグで優勝するって事が真夏の暑い練習を耐えうるモノになっていたのか?

 

それとも、まさかAリーグにいきたい なんて事は誰も口にはしないが、

もしかしたら そんな夢があの頃のアパッチにあったのだろうか?

 

春の大会で圧倒的な強さを見せた自衛隊のチームは涼しい顔で春夏優勝。

アッというまのBリーグへ!

 

アパッチは夏のトーナメント1回戦負け。

よってCリーグ残留。

 

驚いたことがある。

翌年もアパッチはCリーグ残留だが・・・ そんなことではない。

圧倒的強さを見せた 自衛隊のチームがBリーグでは 勝ったり負けたりの成績であったことだ。

 

このチームは多分Aリーグで優勝するだろうと思っていた僕には、

最初に書いた モチベーションをどこに持ってあの頃野球をやっていたのか未だに思い出せない。

 

翌年 Cリーグ2位でBリーグへと昇格したが 春夏ともに2位という成績でBリーグにあがった。

優勝をしないでBリーグにあがったせいか みんなで喜ぶというよりは、

来年Bリーグで大丈夫か?という不安の方が大きかったと思う。

 

その翌年最下位でCリーグへ降格。

 

その年の野球部忘年会でこんな報告を受ける。

1人転勤 1人離婚のため引越し 1人は病気で野球が出来ない

病気の方は翌年誰にも告げずに引っ越しをした。

 

アパッチ現在9名。

 

存続の危機である。

 

春の練習も5人 6人しか集まらず このままアパッチは終わるだろうと

口には出さないが誰もが感じていたに違いない。

 

春の大会前の週末にY原さんがみんなを集めて飲みに行こうと

9人全員揃ったところで 切り出す。

 

『もう ええんちゃうかな~ アパッチ。 今大会を最後にせえへんか?』

みんなも 沈黙をもって了解しているような雰囲気。

『じゃぁ 今大会を最後にアパッチは解散しましょう! みんな良くやりましたよ!』

Y原さんから初めてであろう激励の言葉が。

『徳さんもええやろ? もう。』

 

俺が そうですねと言えば 多分 終わる。

 

『俺は・・・・・・』

 

『俺は 多分世界一の負けず嫌いなんですよ』

 

『解散が負けだとは思わないけど』

『やり残した事ってないんですかね』

 

『確かに力の差を感じたのは事実ですけど』

 

『俺も みんなも そこから動いてないと思うんです』

『みんなそれぞれ仕事や家庭があるから思ったように練習出来ないのは仕方ないけど』

『個人がレベルアップする時間はあると思うんですよ』

『走ったり 筋トレしたり』

『もう1度 気合入れてやってみませんか?』

 

・・・・・・・沈黙を破ったのは監督のM本さん。

『とりあえず 俺は走りますよ!』

80キロはありそうな 中年太りのM本さんが声を出した。

 

Y原さんが みんなは??

『やるしかないでしょ! もとラグビー部のM江さん』

それに合わせてみんなが

『やるよ!』

 

その日の飲み会は 久々に盛り上がった!!

 

僕は次の日 駅前にあるスポーツジムに入会した。

 

34歳の春である。

 

次回6球目へ続く。

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